セミナーと勉強会を同じような意味で使っている人は少なくありません。
でも、セミナーと勉強会は全く別の物です。
参加する前に、両者の違いを確認しておきましょう。
セミナーは、講師が参加者を教えるというスタイルで開催します。
勉強会は1人の講師が教えるのではなく、参加者がそれぞれ知識を持ち寄ります。
講師またはリーダーは司会者のような役割を果たし、用意した課題に基づいてディベートを行う、というスタイルが一般的です。
セミナーの講師は何らかの分野のエキスパートであり、その分野の知識やノウハウを理解しているのが特徴です。
一方、勉強会の講師またはリーダーは、出席者が発言しやすいように場を回す役目を担います。
異なる意見が出るため、すべての意見を取り入れてまとめる能力が求められるのが特徴です。
セミナーと勉強会では、講師にとっても、参加者にとっても得られる結果が違います。
セミナーの講師は参加者に対し、自分の持つスキルやノウハウをシェアできれば成功。
参加者は新しい知識やノウハウを得ることができたら完璧です。
勉強会の講師やリーダーは、参加者からできるだけ多くの有意義な意見を引き出すことに努めます。
そのため、勉強会に参加すると知識や情報を共有でき、仕事へのモチベーションを高めることもできるのです。
セミナーと勉強会では、開催するスタイルも、そこから得られる結果も異なります。
これらの違いを知っておくと、講師としてどのように振る舞えばよいのか、あるいは参加するときにどんな心構えが必要なのかを理解できるでしょう。